2009年11月5日木曜日

マドリッドの新しい一角

先日、私の仕事先のブランドのプレスのプレゼンにいきまして、その後の約束のランチまで時間が余ったのでその辺りをぶらぶらと。Callejon de Jorge Juanへ久しぶりにいってきました。

スペインを代表するデザイナー”シビラ”のお店が店じまいをして、その後がまに座ったのがRAASTA。 インド出身のデザイナーは、スパンコールやビーズ、プリントをふんだんに使った小技の効いた、付加価値のかんじられる、見栄するコレクション作りをしています。

このブランドは新鮮なイメージの、パーティー映えのするミニドレスが得意で、さすが、インドに精通しているやりてだな、という印象を受けます。そのうえ、彼女、世界中を動き回る女性なので、色々なアイデアがあって、そんなアイデアを沢山覗けるだけで楽しいお店です。



ドレスなどのコレクションのほか、楽しいアクセサリーも満載で、ちょっとしたプレゼントにも面白そうな値段も手頃なものがたくさんありました。

すぐ横にはこんなものが。。。


週末には、たくさんのひとでにぎわう一角ですので、女性たちのショッピングのお連れで引き回されるお父様、旦那様方、こちらで一服出来ます。

その向かいにも新しいお店、常にマドリッドのファッショニストのマストショップ、老舗にもなりつつ有るSCOOTERの姉妹店”JIMMY´S”。フランスを中心にした、かわいらしいお洋服でいっぱいでした。

この袋小路、今でさえ、世界を誇るMARNIも一目惚れして、ブティックを構えるほどのマドリッドのファッションのメッカと呼ばれるアンテナ的エリアですが、シビラ開店当時は、舗装もされず、雨が降ると有名女優さんが泥に埋もれずにお店にやって来れるように板を敷く事も有った程隠れ家的存在の場所でした。

周りも、ほとんどファッションブティックはなく、骨董品を取り扱うお店がポチポチあるだけの、ひっそりとした感じでした。野良猫でいっぱいでしたね。今では嘘みたいですが。

シビラの磁石効果でここまで変貌したこの袋小路からシビラ自身が消えていった事を残念に思っているひとは少なくないでしょう。

世代交代は仕方のないことですが、せいぜい新しいお店にがんばってほしいですね。

私も、スペイン長いんだな〜と、ちょっとノスタルジックになってしまいました。

では。

ヨーロッパ在住の日本人によるブログ

6 件のコメント:

ぶち さんのコメント...

インドってたしかにサリー?も色鮮やかですし、デザイナーさんが世界を飛び回っているのならなおさら、そこにいろんな要素が加わりそうですね。
見てみたいですね〜
高いのかな、価格は。。。

半年経ちましたが、
もう半年かーとちょいノスタルジックにもなりますよ(浅い!?)。

LINDA さんのコメント...

ぶちさん、こんばんは。

全然浅くないですよ!!新しい国へ来ての半年は、長いですよ!!道のりが。

いろいろなことがめまぐるしく変わりますし、色々な変化に対応するという意味で。

私は、こちらへ来て10年ぐらい経ってしまうまで、時が経った事に気づかないくらいでした。浦島太郎と同類??って感じでした。
生まれてこのかた、今でもずーっと若い気分で、時々あれっと思う程度です。時が経つのが早すぎる感じです。

Kaori さんのコメント...

LINDAさん、こんにちは!

大のインド好きとしては、とっても気になるブランドです。
日本にいた時は、洋服はインドで買う!って感じでしたので(笑)

シビラ、デザインや色合いが私大好きなんですが、自ら開拓した場から撤退したということは、今デザイン業界では下降気味何でしょうか?

お茶とクッキーのサービスなんて、日本みたいに行きとどいたサービスですね。
スペインでは珍しい!と思いました。

LINDA さんのコメント...

kaoriさん、こんにちは。
ファッション業界、軒並み不振です。大御所のCHRISTIAN LACROIXやVERONIQUE BLANQUINHOなども、残念ながら最近のれん仕舞いしています。

事業縮小は生き残りの手段なのでしょう。仕方がないですよね。

RAASTAのデザイナーさんは、インドのセレブという感じのかたで、コレクションもかなり洗練されたものですが、インドの男性の腰巻き(名前忘れました)で出来た気の利いた10のショッピングバックや、手作り風のフローチなど、素朴な感じのお手頃なアクセサリーが目に留まりました。

今度マドリッドにいらしたら、ご一緒しましょう!!

sato さんのコメント...

LINDAさん
こんにちは。私は残念ながらファッションにはあまり詳しくありませんが、最初にがんばったお店がなくなってしまうのは残念ですね。
日本でもイタリアブランドのヴェルサーチが完全に日本から撤退し、海外ブランドも店舗数を閉鎖するところが多いようですし。
マドリッドのように大きな街はショッピングにも楽しい街のようですね!
私が住むアレッツォという町はちょっと田舎なので、いつも行く店が同じになってしまうのがちょっと寂しいです。。。

LINDA さんのコメント...

satoさん、こんにちは。
ベルサーチもですか。。
最近、ファッション拒絶症気味ですので、アレッツオみたいな所でいつも同じお店にいくのもいいかな〜と。
最近では、結構なものになってきましたが、それでも、マドリッドは今でも、世界主要都市の中ではファッション発展途上都市です。
最近は、ファッションだけでなく、もっと世の中のためになる事したいな〜と、欲求不満気味です。