バルセロナヘ行ってましたPART 3

３日目の朝は、私がバルセロナにいることを知った友人達が、朝食に集まってくれました。５分しか居れない人も居ましたが、わざわざ忙しい中きてくれてありがたいです。

ピンぼけで、残念ですが、C/UBEDAにあるこのカフェ、ムードがパリっぽくって、朝も昼も夜も大変に居心地の良いカフェです。

黒板に書いてあるメニューは、どれも美味しそうです。
ここのCafe con lecheは、 きれいに泡のたったCafe au laitという感じで、おまけにクロワッサンが極上のおいしさです。スペインではお目にかかるの難しいかも、です。
ここのオーナーは、アーチストで、彼の製作した奇妙なオブジェが各所に飾られています。
特におしゃれな訳でもないのに、なぜか居心地の良い空間です。

このあと、CAIXA FORUMで、この夏マドリッドで見逃した ISLAM展が開催されていることを知り、直行しました。（メトロでいきましたよ）

入り口です。地下から入場するらしく、エレベーターで下ります。

シンボルにもなっている塔です。

この建物は、CASA ROMANAと呼ばれ、２０年代に繊維工場として誕生し、色々ないきさつで、８年という短い期間の後、工場は閉鎖されたようです。

スペインの内戦でかなりの痛手を受けた後も、警察に利用されたり、国際展示会に利用されたりして、遂にCAIXA FORUMとして生まれ変わった模様です。

カタルーニャのMODERNISMO INDUSTRIALという様式の建築らしいですが、とても目を引くものです。

さすがCAIXA FORUMで、建物の最上階からは全貌が観察出来るように配慮されています。

床が波打ってます。

上から見渡しながら、”こちらでは糸を紡ぎ、こちらでは機械を修理するスペースで”などと細かい説明も用意されており、当時の様子に思いを馳せます。

遺跡を見ているような気分になりました。

逆を向くと、PALAU NACIONAL DE MONJUICの全貌が見えます。

展覧会は、ため息の出る素晴らしいものでした。
インドの富豪AGA KHANのお宝を集めた同名の美術館がトロントにありまして、そこの貯蔵品をまとめての展覧会でした。
インドの、といっても、アフリカで育った後、スイスの寄宿舎で学び、ハーバードを卒業し、ヨーロッパの社交界で活躍する方ですから、何処の、という指定をするのは難しいですが、彼のお父様のAGA KHAN ３世は先祖代々、政治の指導者としても、イスラムのニーザル派をインドを中心に広めた影響者で、特に、当時の女性の地位向上に努めた方。お二方とも、ヨーロッパ社交界ではプレーボーイで良く知られていたようです。

ことはさておき、イスラム文化に馴染みの浅い私ですが、この展覧会はそういうひとにも分かりやすいように、訳や説明がくまなく用意されており、大変に見応えのあるものでした。
美しいものが沢山展示されています。貝殻やアガタに刻まれたコーランの教えは、教徒でなくてもため息の出る美しいものでした。

同美術館の建築は、スパイラルホールや幕張メッセの建築で知られる槙文彦さんで、ワールドトレードセンターも手がけた日本人建築家だということを初めて知りました。
トロントに、いつか是非行ってみたいですね。

中にスライドショーがありまして、世界のメスキータを紹介するのですが、きらびやかな装飾の目立つ中、イラクのメスキータに惹かれました。荒涼とした中に土を固めて作ったような、どんとした外観がそびえ立つもので、一目自分の目でみたいな〜と。これはちょっと難しいかもです。（残念ですね。）

このあと、今まで足を踏み入れたことのない財団のギャレリーへ。

時間もなく、アグレッシブな感じがムードではなかったので、すぐに退去しました。

ずっと工事していたのを憶えていますので最近オープンしたと思うのですが、中は多少重々しすぎるもの、素晴らしい建物でした。またの機会に伺います。

このあと、友人とお茶をしておわかれ。
R君、わたしが昔から大好きな、LA RAMBLAの、卵の入った、ベジタルサンドイッチをAVE用に買ってきてくれていました。おいしいハムも入っているのですが、パンがふわふわで、日本のサンドイッチを思い出します。Ramblaと Diputaciónの角にあるテークアウトも出来るカフェです。

あっ！！OCHIAIに行きそびれました。。。。又次回の課題ということで。。。

帰りもEAGLE  EYEという映画を見て少し眠ってしまったら、もうアトーチャでした。

仕事でいった筈ですが、盛りだくさんで楽しい旅でした。

では。