2009年5月24日日曜日

PRIMER COMUNION

スペインはカソリックの国なので、信者でなくとも宗教に関わる事は多い.スペインではたいていの人は洗礼を受けており、普段はほとんどミサにもいかないような人でも宗教の習慣に従うのが普通。我が家は全く信仰の薄い家庭で、スペイン人の夫は一応洗礼を受けおり、イエズス会の僧や、尼さんなどを親戚にもつにもかかわらず、全く信仰心がない.彼のおじさんは、今や隠居されていますが、バチカンでローマ法王のスピーチをかいていたほどの重要な人で、私たちの結婚の際も、カソリックの式を熱心に薦められたところあえて無宗教の式を強行。我が娘も、無宗教の学校に通い、オプションでうけられる宗教のクラスも受けていません.そんな子供にとっても、4年生の5月は大変胸騒ぎな月。なぜなら、この時期はカソリックの信者の初聖体の式(PRIMER COMUNION)にあたるのです。
カテキズモという、信者として聖書を学ぶクラスに出席し、それを終えて神様に認められるための式で、とても重要なもの.女の子はウェディングドレスのような白いロングドレスを着て式に出て、その後、家族や友人達を招いて結婚式並みの会食を行うのが普通.通常招待されると、相当なプレゼントを手に出席するもの。3月頃からこの年頃の子供を持つお母さんの間ではもっぱらの会話のテーマはプリメルコムニオン。子供同士の会話も同様。
昨日、我が娘も大親友のナタリアのパーティーに招待され、教会の式から出席する事に。彼女は母親がアメリカ人、父親がスペイン人で、この日のためにイギリス、アメリカ、スペイン各地より30人ほどの親戚が集まった.その他3人のお友達。式の後は、近くの湖にあるレストランで会食。夜はジーンズに着替えての、カジュアルな2次会。これには私も参加。自宅に40人ほど集まった.8時よりアペリティブが始まって、終了は朝の4時.家族や友達の集まる心温まる楽しい1日だった。
我が娘も友人達やナタリアのいとこ達と1日楽しく過ごした模様。家庭環境のせいで全く宗教に関心を見せなかった彼女がきょうポツリ、”来年は私もカテキズモに通ってプリメルコムニオンするわ”と発言。10歳位の子供が主役になる1日は誕生日パーティーの豪華版。神様と誓いを交わすという事も神秘的で魅力的に違いない。白いドレスで正装する事も同様。勿論私としては学ぶ事は良い事なので反対はしませんが、まずは洗礼式をしないと。。。


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