2009年8月24日月曜日

また日曜日、WHITE NIGHTSでバリシニコフを観てハンバーガー。

一週間が経つのが早いです。
このままどんどん年取ってゆくのかと思うと、たまにめまいがします。

最近、とってもリラックスしすぎる毎日を送っているので、図書館も3日に一度は娘と行っています。うちの近くにある図書館はできてまもないのですが、ガラス張りの吹き抜けで、3階建ての立派なもの。スペースも広く、DVDもかなり豊富です。古い作品がかなりあるので昔見た懐かしの作品を思い出しては借りてます。

今日見たのは"WHITE NIGHTS"
ロシアからアメリカに亡命したナンバーワンバレーダンサーのMikhail BaryshnikovとGregory Hinesの共演する作品。バリシニコフの自伝的映画とよばれるものです。

最後まで緊張感をなくさない話の流れもあり、ただのバレー映画という訳ではないのですが、それでも二人の競演は何度見ても血が騒ぎます。

幕開けに魅せるローランプティー(と、コクトーの)”若者と死”は、実際にバルシニコフのロシア時代にはモダンバレーを踊る事を禁じられていたため、これを踊るために亡命したとまで言われるいわれの一幕なのです。

なぜ、この映画を見たくなったか??
ある出来事を思い出したのです。

その昔、仕事で日本からのお客さんを接待で私の大好きなタブラオ(フラメンコが演じられる場所)Coral de la Moreriaへお連れしたとき、私たちのすぐ後の席に別のグループが座っていました。
その中の男性がよく見えないというように、頭を動かしてらしたので、念のため、”見えませんか?”と聞くと、”いいや、大丈夫です。ありがとう。”との返事。そのときその方にふっと何かを感じたのですが、私には接待の宿命がありましたので、すぐに現実に戻りました。

ショーも終わりに近づいた頃,スターダンサーのBlanca Reyが、”今日はとても私たちには光栄なお客様がいらしてます”と、バルシニコフを紹介するではないですか!!

彼だったんです!!!!!!1

私、すごく憧れていたことあるんです!!!!

それからしばらく、お客さんの事は忘れて興奮してしまいました。
あとでお客さんに説明しましたけど、彼の事誰も知りませんでした。

あこがれの人に出会うのっていいです。

きょうもDVDをみて、一人で興奮してました。
バリシニコフのアイドル映画だと思って、最初は馬鹿にした態度で見始めた夫も、途中から真剣に見てました。(ヘヘヘ)

この後は夕飯にハンバーガーを作りました。

他のものを用意しようと思っていたのですが、急に私が食べたくなったので。。。
まずはバンズ。
適当に作ったら9個も作ってしまいました。

次は中身。
最近お肉三昧なので、お肉少なめで作る事に。

6人分
牛ひき肉 400g
玉葱 中1個(前もって炒めておく)
人参 3本 (葉っぱ付きで売っている細いもの、おろす)
きび 大さじ3杯 (前もって固ゆでしておく)
卵 1個
粗挽き胡椒
塩少々
これらを全て混ぜて形にして焼く。
付け合わせは、柔らかい芽のサラダにトマトとバジルのドレッシング
これらを食べるときに挟んで、大きな口を開けていただきます。
うちの夫はハンバーガーを蓋を閉めないで、ナイフとフォークで食べるので、このようなプレゼンにしてます。

きびは、スペインではMIJOとよばれています。

私の義理の母は、10年ちょっと前に癌を発見されたときにはもうたぶん手遅れだと言われ、スペイン人には珍しく準自然療法を選択しました。

時期ごとに、集中的にマクロビ系の食事をしていて、彼女のメニューブックにはきびがかなり大活躍していました。

パーティー好きの彼女のために、家族ぐるみのパーティーには、必ずいくつかの特別メニューが登場するようになって、彼女のメニューブックに何度も登場するきびが大好きになりました。
それ以来、何かと使います。食感も好きです。穀物のわりに、鉄分やタンパク質、亜鉛も多いようです。(解毒効果もあるとか。)

そんな彼女もおととしのハロウィーンの日になくなってしまいました。
3ヶ月と宣告されたにも関わらず、9年間苦痛も訴える事なく生きぬいてくれましたが、それでも短すぎました。楽しい特別な人でしたから。

きびを使う度にこの義理の母を思い出してしまいます。

今日は、色々思い出してしまう1日でした。

おしまい。

ヨーロッパ在住の日本人によるブログ

3 件のコメント:

sato さんのコメント...

LINDAさん。こんにちは。
本当に日が過ぎていくのは早いです。

ハンバーガー。おいしそうです。
私はパン大好きなんで、特にパンをおいしく作れる人を尊敬します!
以前のライ麦パンもすごくおいしそうでした。。。
うちでは普段のパンはホームベーカリーで作るので(食パン代わりですが、日本のパンとは明らかに違います。)いつか時間があれば、オーブンでパン焼きに挑戦したいと思っております。
コメントが食べ物よりになってしまいました、すいません。。。

LINDA さんのコメント...

satoさん、こんにちは。
私も実は、ホームベーカリーかなり活用してます。
ただ、たいていは捏ねる機能だけ使って、成形と最終発酵は自分でします。
食パンなら、四角いステンレスのオーブン用のものを用意して、そこに丸くしたのをいくつか入れるのみです。
問題はレシピですよね。
今度、うちのレシピご紹介します。
粉のせいで味が違うという人も多いですね。私は、そう大して変わらないと思いますが。
イタリアでよく使われるセモリナのパンは、手で捏ねるのが一苦労なので機械様々です。

sato さんのコメント...

そうですね。捏ねるだけの機能というのもあるんですよね。
私は説明書を読むのが面倒くさくて(特にイタリア語で読むのが)、普通にパンを焼くという機能しか使っていません。。。
LINDAさんのレシピ楽しみにしております!